マルメンの香りが静かに言う
僕は一人じゃないって
或いは 僕の杞憂だって
太陽は世界を溶かす
その様に僕の居場所がなくなっていく
過去は常に美しく フィルターにかけられて
生まれていく現在の時刻
ある猫が僕に言う
「この世界は疲れすぎる」
分かった気がしたのは
文明の発展が告げる 緑色の申告
宇宙はある才能を見出し
生まれ育った生物達を忘れ
ここへ帰ることができるのだろうか
ここへ戻ることはできないのだろうか
明日は
幸せな感情が生まれてくるのか
未来は
残酷な結果を産み出すだけだけど
世界は単純な結末を
カナリアが奏でるメロディのように
ゆっくり受け入れていってる
そして僕も・・・