夕暮れ 色づき 茜空
染まりよ 消えてゆく 夢の跡
閉じた瞳の 行方すら
狂いよ 泣いている 雨のよう
君は頭を垂れて 睦月に痛みの花咲かす
それはそれは真っ赤に染まり あの日の入りのよう
隙間をうめる隙を見出だせず
ただ佇み 何かを願い君は腕を切り裂いた
嗚呼 崩れる その太陽は
幾度 掴んでは 僕を妬く
さまよう術も逆らう術も全て棄ててしまったら
遠く遠く離れ離れの夢となってしまうだろう
雨のように流れ流れていつかは渇いてしまえど
多く重く思い募らせた傷はいつまでも消えないだろう
夕暮れ 愛しき 茜空
染まらず 消えてゆく 夢の芸術