タチコマ・アパシー

雑記。過去もすべて受け入れた。

「もうだめぽ」と言ってくれ

「じゅうぶんに幸せだったのに、俺はそれに気づくまで当たり前だと思っていた。」
失くすたびに思うんだけど、失くすときって後悔ばかりだなって思う。気持ちのいいさよならなんてしたことあっただろうか。強いて言うなら…いや…ないな。
ギターを売る時に、お金が手に入る喜びよりギターを失う悲しみの方が大きかった。
何かを得るということは何かを失うということなのだと改めて実感した。
失ったものを数えるとか、失ったことについて歌うことも多い世界で、まあそんなもの当たり前なんだって割り切っていながらも、そんなバカみたいなことでも、ぐっとくるものはぐっとくる。
そういうふうにして傷口を、何としてでも美しく、いや、ごまかしていないと、痛みに悶えて死んでしまいたくなるからなんだろうか。兎角、急激にからっぽになったと思ったのだ。
すっかり忘れてしまった気持ちや言葉。それに気づいたときに急に穴が開く。
それの感覚で、今全身が穴だらけの気分だ。最悪である。
自分は何者でもないとか、何者かになりたいとか、大切な友人ではないとか、そんな些細なことで悩んだりしていた10代から20代前半にかけての気持ちが、色々な喪失感というか、そんなこと言っている自分に対しても、嫌いを掛けていたし。
言葉がまとまらないまま投げる。
失ったというより、何をしたらいいかがわからなくなった。
正直ギリギリだ。相対的な評価や反応を求めていないと生きていけない。
自分を愛せなかった醜い人間は他人からの愛に固執しがちだ。だから歪む。
別に恋慕の話はしていない、けれど、もうだめだって気持ちでいっぱいだ。好きな人を前にしてこんなこと行ったらぶん殴られるだろうし、俺の心の中で言えるつらいって結局なんなんだろうなって八方塞がりだ。
昔から困難に対して逃げがちだから、打たれ弱いと言われればその通りな気がするし、むしろそれに関してはこんなところで泣き言いうだけで済んできているんだからむしろ打たれ強いとも思う。
側面だらけだから、人間なんて見える範囲でしか人を見れないのはなんか悲しいな。
見える範囲で素晴しいと思われてる友人はそれこそ、もう…いややめよう。
何でもない話を広げすぎて、結局何が言いたいかわからなくなった。
でも最近は他人に大分喜ばせてもらっているので、良い側面を強く見れるようになりたい。
悪いところだけを気にしすぎるのは、良くないと思うし。
(今日の作文)

ハレルヤ

ハレルヤ

 

最近のお気に入り。ノベンバは昔のほうがいいってのもわかるんだけど、ぼくは何だかんだ最新のノベンバがお気に入りで有り続けている、気がする。若干ラルクとか言い出したあたりはキョドったけど。
で、ハレルヤ。これで初めて聴いた。ちょっとノスタルジーで、でも新しいノベンバだなとも思う。いい曲。
でもノスタル爺だから後半でギターとかがギョワーってなるのを期待していたので、ちょっとだけ拍子抜けた感はある。ギョワーってなって欲しかった。ノベンバだし。
でもこれの制作にあたっての小林氏のコメントがすごくいい。純度100。泣けてくる。
だから、聞きたいと思っている。なぜなら俺は音源を買うお金がなかったのだ。
 ので、買いたいが買えてない音楽を紹介する。

3

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これ、僕の大好きな構成っぷりというか。
これって変拍子じゃあなくね?俺が弾き慣れてるせいか?かろうじてなんとかってバンドをやっておきながら変拍子に理解がない上に、拍子を数えたりなんてほとんどしていないので、他人の曲なんて尚更である。
いや、そんなことはどうでもよくて、ラストに大サビがあって、それを3分以内に構成していて、繰り返しのフレーズが多く出ていて、すごく良い。
tricotらしさで言えばそれほどないのかもしれない。ただどちらにせよ、めちゃくちゃ気持ちいいところだけ合わせた感じで、うるさい、小難しいロックが大好きな人にはちょっとどころか結構物足りない気もするが、この、いつまでも噛んでられるガムみたいな、清涼感も長続きする、適度な心地よさと快感が合わさった曲は、今までのトリコだとなかったので、かなりグッときている。まだアルバム、聞いてないけど。
この逆再生PVもいい。逆再生と言えば、この2曲だったのだけれど、これも合わさって3曲になった。そのうち四天王を作りたい。

この曲たちも良い。Alt-Jは待望の新譜が出るのでそれも楽しみ。出たのか。
ブルボンズは普通に曲がいい。俺が悪かったよって俺も言いたい。なんかいいおっさん感。おっさんって言い方どうなのって思うけれど、ちょっとくたびれた、おっさんって最高にいい。かっこよすぎる。俺はそういうおっさんになりたい。

TWiLiGHT

TWiLiGHT

 

 最後にこれ。ほんまにいい。

こないだうちの某が働いてる、モナレコでライブがあるって誘われて行った。
アコースティックだったんだけど、一言でいえば、ライブだった。
いやほんと失礼のないように言いたいんだけど、インディーズのライブってたまに、内輪で楽しもうよ感の強い、なんというかホームパーティ感出したいのかな?ってライブっていうのがあるんだけど、いやあ、うん。そういうのって、入れないので、盛り上がれないのです。語彙力がないからアレなんだけど、もうアレとか言ってるし、いいや。
別に盛り上がるだけがライブじゃないってそういう意味でもなく、盛り上がるってこう、精神的な勃起。いや、ときめき。ああまあとにかく、
緩さを持ちつつきっちりキメてきてかっこよかった。多分あのくらいの箱で見た中では初めて見た空気感だったんだけど、わりとライブでよくあるのがトークで冷めるときがあって、いやほんと僕がこんなこと言っていいのかな。世界一つまらん男やぞ。もうやめとこう。必死なんで。ライブはみんな必死でやってるよ。かっこいい。
いやそんなんわかってるんだけどね。評価する側がされる側の気持ちを考えてたら全部良いになるし、全部良いでいいのかもしれんけど、良いって言ってると悪いがわからなくなっちゃうじゃん。悪いことがないって怖いんだぜ?ほんとよくわからなくなるから。全部オッケーでハッピーになれたらいいけれど、それなりの不幸があるから鳴ることがあるし、悪いも受け入れなきゃ。悪いことを見る目を養います。自分に生かせるかわからんけど。
兎角かっこよかったし、洒落ててよかった。歌を重ねるエフェクトとかの使い方も鮮やかだったので、今度はエレクトロの時に見たいと思っている、など。