2009-06-18 甘夏柑 詭弁 雨上がりの空 彼女が一人 孤独を抱えて そこに立っていた 煙草をくわえて 一言ぽつり 涙を抱えて そっと目を閉じた 寂しそうな横顔に 寄り添う孤独の姿を見て 僕は気まずいから 目を逸らしてあげたんだ 風が体を優しく撫でて なびく少し長い髪に 隠れてた彼女の目に 何故か見つめられている気がしたんだ 雨上がりの空 孤独が一人 彼女を置いて どっか逃げてった 自転車に乗って 一言ぽつり 背中を抱えて そっと走ってく