タチコマ・アパシー

雑記。過去もすべて受け入れた。

甘夏柑

雨上がりの空 彼女が一人

孤独を抱えて そこに立っていた

煙草をくわえて 一言ぽつり

涙を抱えて そっと目を閉じた

寂しそうな横顔に

寄り添う孤独の姿を見て

僕は気まずいから

目を逸らしてあげたんだ

風が体を優しく撫でて

なびく少し長い髪に

隠れてた彼女の目に

何故か見つめられている気がしたんだ

雨上がりの空 孤独が一人

彼女を置いて どっか逃げてった

自転車に乗って 一言ぽつり

背中を抱えて そっと走ってく