タチコマ・アパシー

雑記。過去もすべて受け入れた。

リノア

熟れたザクロの味を噛み締めて見てた
プールから溢れ出した酸性水
猫の目をした猫が鳴いた ちょうど反対の国は昼だった

雨が降り出して、ちょっとだけ雨宿り
手を繋いでた右手だけ
左手のミルクティーより暖かかった

深く 傷を癒そう ここで 笑えれば良い
滲む 身体の癖に 君は まだ手を離さないでいた

冷めたミルクティーを飲み干して捨てた
もう少ししたら君は消えてしまうの?
猫の毛を撫で猫は眠る ちょうど反対の国は夕方あたり

雨止み待ちのちょっとだけの時間が
手を繋いでた右手の温度を
徐々に奪っていくような気がして、気がして・・・

深く 傷を癒そう ここで 笑えれば良い
淡い 朝焼けの空 君は まだココに居て欲しいよ
あの日 君が好きだと言ったあの曲は今
夕景の刺青みたいな俺を刺すような、痛みで、俺は泣いた