タチコマ・アパシー

雑記。過去もすべて受け入れた。

葬列

静かな眠りを越えて
右手を小さく添えて
君の寝顔を見ていたんだ

親愛なる 愉快獣が
雨中に溶けて消えて
君の目を濡らそうとしたんだ

死別を交わした後は
誰かが泣いたの見たっけ
機械みたいに 俺は立っていたんだ

十年前 十年も前
七月の眠りの中