タチコマ・アパシー

雑記。過去もすべて受け入れた。

ドッペルゲンガー

忽然と消えた
私の影は
きっといつも 誰かが見ていた
視認できなかった

恍惚に堕ちた
私の心は
きっといつも 誰かが見ていた
黙視できなかった

足跡はどんどん近付いていた
気付けなかった

夜を襲う 大きい手のひら
月は狂う 私を攫う 嘲笑う
まっすぐ上を 抱える様に 私に憑いている
ヴァイオレットの拳銃

根絶をされた
私の眼は
きっといつも 誰かが見ていた
隠忍できなかった

感情はどんどん認知できていた
気付けなかった