2008-08-08 帰路にて 詭弁 揺れ動く大地の方向に指を出し 眠りこんだ獅子を描き出しており 触る虚ろな君の横顔は沈み 崩れ落ちて綺麗 太陽は正午に逆さまに降りて 雀は地を這う様に走っている ここはまるで君の部屋のようで 緊張は途切れずに 狂い始めた時計の針には 過ぎた時間しか指さなくなって 橙色のシルエット 煙に撒かれて 街は砂嵐 朧なスクリーン 枯れたモノクロに 骨を削る今日この頃の指示 眠りこけた獲物縛り上げて 帰る道の君はまるで世界 橋の向こう側へ